VPNサーバーの構築ではOpenVPNやLinuxなどのPPTPDが採用されるケースが多いですが、SoftEther社のSoftEtherVPNも注目されてきています。SoftEtherVPNはVPNサーバーとしての機能の他にSoftEther独自の機能も追加されたオープンソースソフトウェア版があり、有料版とともに好評です。VPNサーバーとしての機能面では速度、扱いやすさで群を抜いており、他の有料アプリケーションに比べても利点が多数あります。速度面についてはOSが用意しているVPNサーバー機能に匹敵する速度を実現しており、一般的な利用では十分すぎる速度が出ています。

また、有料版があることでドキュメントがしっかりしているのも魅力の一つです。VPNサーバーの選択でファイアウォールの貫通率を重視する場合でもSoftEtherVPNは優れています。SoftEtherVPNではさまざまなファイアウォールを貫通できるプロトコルとなっていて、ファイアウォール側の調整はほとんど必要ありません。また、L2やL3でのブリッジ接続が可能となっているので使い勝手は大変良くなっています。

企業での利用も想定されており、セキュリティ面は特に厳しく調整されています。使える暗号強度は256ビットのAES、もしくはRSA4096ビットであり、多くの現場で採用されています。また、VPNトンネル内でもファイアウォール機能があるのでさらなるセキュリティ強化が可能です。

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